看護師7年目の仕事術とライフハックまとめ

看護師7年目が有益な情報を後輩たちへ伝えていきます

看護師転職ぶっちゃけ話 〜ブラック病院に耐えきれなくて転職した話〜

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はじめに

今回は私がブラック病院に耐えきれなくて転職した話をしたいと思います。

もう4年前のことですが、いまでも思い出すと割と胸が苦しくなるし、この話をすることは割と勇気がいることです。

(身バレが嫌なので、少しフェイクを入れることをお許しください)

 

それでもどうしてもこの話をしなくてはいけないかなと思ったきっかけがあります。

若い看護師が自殺を選ぶほど苦しんだ事件のニュースを見たからです。

 

正直、人ごととは思えませんでした。

私も「看護師辞めたい、でも辞められない、死にたい」と考えたことがあったからです。

 

彼女がどれほど苦しくどれほど悩んだか、残された家族のお気持ちを考えると胸が潰されそうな思いです。

働き方改革が進む今ですが、いまだ業界はブラック病院が多い状況です。

転職したいまでも、「看護師を続けたくない」というジレンマがあることは事実です。

でも、今落ち着いた気持ちで仕事に向かえていることは事実なので、記事にしたいと思います。

私のこの体験がどれだけの目に止まるかわかりませんが、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

ブラック病院に3年間勤めてウツになりかけた話

看護師をやってるとウツになる人をよく見かけます。

それほど仕事内容は過酷です。

そしても過酷なのに人間関係がクソ(言葉が悪いですがクソなことは多々あります)だとそりゃ病みますよね。

本来仕事が過酷なのはどうしようもできないじゃないですか。

だったらマンパワーで協力してなんとかするしかない。

 

でもしない。

 

新人が困ってても見て見ぬ振り。

仕事の押し付けは当たり前。

自分は楽してヌクヌクと適当なことばかり。

陰口、怒鳴るのは当たり前で。

 

せっかく育ててくれた先輩は辞め、一生懸命指導した後輩も辞め。

気づけば中堅の私は毎日のように夜勤要員になっていました。

気持ちがすり減っていました。

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気づけば私は「やばい辞めたい...」と思うようになり、仕事へ行く地下鉄の中で涙が勝手に出るようになっていました。

 

看護師を辞めようかと思った瞬間

そんなギリギリのところで耐えていた私。

今日も何人も休み、受け持ちも増え、急変患者やら術後患者やらを抱えて昼休憩を削り記録を書いていた私。

 

ナースコールが鳴ったけど昼休憩ではないリーダーの彼女は取ろうとせず、記録を書いており

「●●さん(私のこと)ナースコール取って!!!」

 

プチッ...

 

本当に人間って何かが切れる瞬間、音がするんですね。

その時の気持ちは怒りというより失望。

ギリギリの状態で保っていた自分の心。

この一件で「もういいや」と諦めがついた瞬間でした。

 

今振り返ってみると大したことのない出来事なのかもしれないし、

「やだ〜〜●●さん、今私昼休憩中ですよ〜」なんて言えば良かったのかも。

でも、その時私はそう思えなかったんですよね。それだけギリギリだったんです。

 

看護師の転職〜後ろ向きだっていいじゃない〜

「もっと勉強したい」「もっと給与をあげたい」という理由が看護師の転職サイトには載っていますよね。

「クズな上司から離れたい」みたいなのはやっぱりないわけです。

(建前上だとは思いますが)

当時の私はそのキラキラした前向きな転職というものに引け目を感じていて、

「上司がクソだから転職するなんて甘えてるのかな...」なんて思っていたわけです。

 

だけど、上司がクソだから後輩も先輩も辞めて行く

人員が足りず、ただひたすら我慢強い看護師たちがわりを食う

病気になる看護師続出

さらに人員足りなくなる

上の上司(看護部)は人員配置を替えない

 

なんかおかしくない?と思ったわけです。

クズな上司ならクズなりにどっか人のかかわらない部署に配置するとかでも良くないですか?

ただひたすら点滴交換させるとか。

なんでわざわざリーダーとか病棟全体を見渡し、新人看護師を指導するような役職につけるのかな?

 

そうして私が出した結論は...

 

病院の看護体制に疑問を持ったので転職する、でした

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私はこうして転職した

もう正直さっさと辞めたかったです。

ここだけの話、胃痛と不眠・不安がすごくて心療内科で薬をもらって「仕事行ってはいけません」とドクターストップがかかったくらいだったので。

病院に義理もなかったのにそこで踏ん張ってしまい、年度末の3ヶ月後に転職することにしました。

ここら辺は自身の状態と相談したほうがいいところかな、と思います。

体が拒否反応を示しているということなので。

 

転職サイトを見て有名な3社に登録し、転職活動を始めました。

転職サイトにはエージェントがいて、希望に合った病院を何個か紹介してくれます。

面接や履歴書のアドバイスをもらいながら転職活動は順調に進みました。

 

正直1人で就職活動をするのは不安なので、エージェントがいるのは本当にありがたかったです...

面接の練習や転職理由の添削もしてくれましたし。

また合格してもお断りするのも代行してくれました。

 

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転職の意向を伝えた話

面接も終わり、転職先が見つかったところで病棟課長と病棟部長に転職の意向を伝えました。

 

「あなたがそんなに辛いと思っていなかった」

「なんとか辞めないでほしい」

「検査室で看護師を募集しているからそちらに移動しないか」

などまぁ色々言われましたが、もう転職の意思は固まっていたのでお断りしました。

 

正直、今更だろ!と思いました...。

こうして私の3ヶ月に渡る転職活動は終わりを告げたのでした。

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終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

私の場合結局のところ「人間関係」が転職理由の全てでした。

エージェントにも「人間関係はどこにいってもつきものですよ」と言われました。

 

今の職場にも残念ながら「えっ」みたいな人はいます...

ただ、その人はリーダーなどの役職にはつけないように看護体制がしっかりしています。

問題意識が強いところなんですよね。

上司にも報告しやすいですし。

 

あとは有給休暇もしっかりとれ、残業も少ない、残業手当もしっかり出ると割と手厚いので人も辞めずに足りている状態でした。

 

あのまま転職していなかったら私はどうなっていたのかわかりません。

ギリギリの状態でいつまでもはいられませんからね。

 

看護師は優しい人が多いと思います。

一方で我慢強くおかしいことも受け入れてしまう人も多いです。

人間が人間らしくいられるために、転職したり、看護師を辞める選択肢は残されていてもいいと私は思うのです。

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私の体験談が誰かの役に立てれば幸いです。

それでは。

看護師の年収はいくら?看護師7年目のリアル

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看護師の平均月収

一般的に看護師は収入が良いと評判の職業ですよね。

今回は看護師7年目中堅看護師のリアル月収&年収をお伝えしたいと思います。

みなさん実際どれくらいもらってるのかな?と気になるところだと思います。

ちなみに私が調べたところ、看護師の平均年収は525万円となっていました。

(参考:看護師の年収は525万円!年収・給料・病院ランキングを徹底解説します!)

 

ただし平均なので、看護部長などの役職に就いた人や定年間近な方も入っての平均なわけですよね...

 

私自身「高っ!!!!!」と驚いたわけです。

というわけで、今回はアラサー7年目看護師のリアル月収と年収についてお伝えしようと思います。

 

今回の記事が参考になる方

  • 大体20代から30代の若手看護師
  • これから看護師になろうとしている方
  • 自分の看護師の収入が高いのか安いのか目安を知りたい方

 

看護師7年目のリアル月収と年収

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私の月収は病院勤務、夜勤手当、残業手当込みで月27万円、ボーナス年2回で2.0ヶ月なので....年換算すると

大体430万円となっています。

 

うーん...これが高いと見るか低いと見るかはわからないですが...正直もう少しアップしたいなぁと思っているところ。

 

今は地方都市で働いてるけれど、東京だともうちょっと高いのかな。

 

もう少し余裕があるなら夜勤バイトとかもしてもいいかもしれないと思っています。

ただ、そんな余裕はいつ生まれるのか...(笑)

 

正直勉強会の手当てとか委員会の手当とか欲しいところです。

 

ちなみに以前働いていた病院はかなりこき使われた挙句残業手当が全くつかず、基本給や夜勤手当も安かったのであまり収入はよくありませんでした...

 

なのでそこよりマシかも!と思っています(笑)

 

20代の女性の平均年収と20代看護師の年収を比較して見てみましょう・

 

20代前半の平均年収は248万円、20代後半は344万円でした。 このデータは税金や社会保険料が引かれる前の数字なため、手取り分は平均年収の2割マイナス、すなわち20代前半で198万円、20代後半で275万円程度だと考えておけばいいでしょう。

 

引用:あなたはどのレベル? 20代の平均年収を徹底解剖|転職Hacks

 

20代の平均年収から見ると150万円くらい違いがありますね。

ちょっとホッとしました。

夜勤勤務や命に関わる仕事ということでストレス値が高い仕事内容でもあるわけで...

この100万円の差をどう思うかは人によってわかれるのでしょうね。

 

私の主張としてはもっと高くして!!ですが...(笑)

これを見ているみなさんはどう思われるでしょうか。

 

まとめ

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20代の看護師の年収は他の職種と比べて高いことがわかりました。

ただ、ストレスが強くかかる仕事であるのは確かですし、勉強することもたくさんあるので(看護書籍とか高いし)

私の意見としてはもう少し高くてもいいんじゃない?と思います。

これから役職などに就いたらもっと年収はアップしますね。

もっとスキルを磨こうと思います。

看護師1年目が読むべきオススメ本まとめ【随時更新】

 

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今回はは新人1年目さん向けのおすすめ書籍を紹介します。

 

  • 何から買っていいのか分からない
  • 難しい本で頭がパンクしそう
  • とっつきやすい本はないかな...

 

こういったお悩みの方におすすめです!

 

内科・外科など科によって専門分野は違いますが、基本となる書籍を厳選して送りたいと思います(^^)

 

 

1.まるごとやりなおしのバイタルサイン

 

 

 

毎日測るバイタルサイン。看護の基本となるものですよね。

看護は観察に始まり観察に終わる。

 

私の古い記憶では(笑)バイタルサインは1年目にやったような...?

当たり前にずっとやってきたことをあえて言語化するのって難しいですよね。

 

  • 何のために必要?
  • 正常値と異常値は?
  • どうアセスメントする?
  • いますぐ報告するべき?

など新人さん向けの分かりやすい内容となっています。

バイタルを報告して先輩に「その判断の根拠は?」「あなたはどう判断するの?」と聞かれたときにズバリと答えられたらいいですよね。

 

→購入は こちら から

 

2.今日の治療薬

 

 

 

薬といえばこちらの本。

似たような本はたくさんありますが、カバー力が違う。

定番化されてるのも納得の1冊。

分からない薬はとにかくこの本で引くべし。

私は下剤を引きまくり下剤マスターになりました(笑)

眠剤も引きまくったな...

 

例えばですが

患者さんが不眠がちであり、看護計画を立てますよね。

環境整備や日中の過ごし方などをプランします。

そして患者さんから「眠れないから薬が欲しいんだけど...」と夜勤中に訴えがあったとします。

その時の第一選択薬は指示薬の中のどれ?

 

ありそうですよね。きちんと調べることによってエビデンスを持って「この薬」と選べるようになりますよ。

 

→購入はこちらから

 

3.月刊ナーシング

 

 

 

新人1年目さんは必読書となっています!

看護技術や必要な基本の知識を分かりやすく、的確に教えてくれる月刊ナーシングシリーズ。

1回読むだけじゃなく、あれなんだったっけ?と思ったらまた戻ることをオススメします。

看護師歴10年以上の先輩も定期購読していると言っていましたよ。

 

ちなみに定期購読はこちらから申し込めるようです。

 

まず1冊試し読みしたいからはこちらからどうぞ。

 

3.ねじ子のヒミツ手技シリーズ

 

 

 

手技のコツなどが可愛いイラストとともに載っている本です。

これ1冊で十分とはいかないけれど、ちょっとしたコツが参考になります。

教科書に載っていないようなコツもあるのがオススメポイント。

実際にやってみるときにねじ子のイラストとともにコツが思い出されます。

サクサク読めるのもポイントが高いですね。

あとねじ子が可愛い。

 可愛い...

 

→ 購入はこちらから

 

4.看護の現場ですぐに役立つモニター心電図 

 

 

心電図が大好きな新人さんは見たことがないです(笑)

国家試験でも四苦八苦した思い出が多いのではないでしょうか...(私もその1人)

 

ということで心電図アレルギーがある人向けの1冊です。

とにかくこの本の特徴は

  • 分かりやすい
  • 実践向き(ドクターコールの伝え方など)
  • アセスメントに役立つ

 

という初心者向けの本です。

この本を読んでから、もうちょっと難しい本や教科書を読むと内容もスッと入ってきやすいと思います。

 

→購入はこちらから

 

5.ナース専科 2015年6月号(IN/OUTバランスと輸液)

 

  

 

IN/OUTバランスって難しいですよね...

 

どうして尿量を測っているのか、尿量が少ないのは体の中でどのようなことが起こっているのか...などきちんと言えないと何のために観察しているのか分からなくなります。

もちろん先輩に突っ込まれてもしどろもどろ...

 

こちらの本は比較的分かりやすくまとまっていると思います。

やっぱり雑誌はいいですね。

 

購入はこちらから

 

6.まるごと図解 呼吸のみかた

 

 

 

オールカラーで見やすく、イラストも可愛いので頭にスッと入ってきやすい。

呼吸の観察が苦手な人でも読みやすい1冊になっています。

可愛いイラストとは裏腹に内容は濃いものになっていると思います。

全身状態の観察に外せない呼吸の観察に役立つので是非。

 

購入はこちらから

 

まとめ

いかがでしたか?

もちろん深く濃い教科書を読むことは必要なのですが、まず理解しやすい本で苦手意識をとっておくと、後々入ってきやすいです。

今回紹介した本はどれもイラストや図解多め、優しい言葉で書かれており、新人さんにもとっつきやすいものとなっています。

私自身苦手意識が強い部分だったので、大変な気持ち、よ〜〜く分かります。

焦らず、まず簡単なところから1歩ずつステップアップしていきましょう!

ぜひ読んでみてくださいね〜。

それでは。

採血や注射、ルート確保で手が震える時の対策まとめ

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看護師になって一番の壁、それは採血や注射、ルート確保ではないでしょうか。

 

私も新人の時はしょっちゅう緊張し、たまに手の震えが止まらない時もありました。

また、ベテランの先輩が急変時のルート確保で、手が震えるのを見たことがあります。

「震えるな!」と思えば思うほど震えるし、厄介なものです。

 

先輩は「とにかく刺すのみ」と言っているし...そりゃそうなんですけど、この震え、今すぐ止めたい!と思いますよね。

 

今回は採血や注射・ルート確保で手が震える人向けに記事を書いてみました。

 

目次

 

手が震えるのは練習不足?とにかく実践あるのみ?

 

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人間は二種類に分けられる...それは手が震えやすい人間と手が震えにくい人間だ!

 

強く言い切りましたけれど、これは本当です。

手が震えやすい人っているんです。私がそうでしたから。

今でこそ狙った場所にズバッと入って成功率も上がりましたが、血管が超絶細い人や蛇行してる人の採血は緊張します。

手の震えに関しては「あ、震えそうだな」と思ったときから対処しているので、改善されたんだと思います。

ちなみに診断はついていませんが、おそらく書痙と似たような症状なんだと思います。

 

書痙(しょけい、英:writer's cramp)とは、字を書こうとする時、または字を書いている最中に、手が振え(振戦)、または痛み(疼痛)が発生し、字を書くことが困難となる書字障害である。

 

引用 wikipediaより

 

治療には薬物療法などがあるようですが...私はそこまではしていません。

手の震えって病気では無い限り、体が自分の思い通りに動かないことで起こるんですよね。

緊張するときに起こるのもそのせいなんです。

まずは自分は緊張しやすい、ということを自覚しましょう。別に人に言う必要はないですので。

 

ちなみに緊張しやすい人の特徴を挙げてみますね。

 

緊張する人の特徴はざっとこの通り。

  • 完璧主義である
  • 周りからの評価を気にする
  • 生真面目である
  • 自信がない
  • 自意識が強い
  • 優劣をつけたがる

あなたはどれくらい当てはまりましたか?

 引用 

なぜあの人は緊張しないのか?緊張する人しない人の特徴・性格・考え方の違いを徹底比較! | Take it easy for HSP

 

 

うーん、当てはまることばかりなんですけれど...(笑)特に新人の頃は力みがちになっているので余計に。採血や注射などの痛みが伴うことって、やっぱり1回ですませたいですよね。

あなたはいくつ当てはまりましたか?

いい加減な人は多分手が震えないんじゃないかな?

なのであなたが真面目がゆえに手が震えるわけです。

 

まずは練習しよう

プレッシャーから打ち勝つ方法について、柔道で何度も金メダルを獲ったヤワラちゃんこと谷亮子さんはこのように述べています。

 

「不安もプレッシャーもありますが、それをはねのけられるのは、納得できる練習しかないんです」

 

引用:名言・語録・格言 谷亮子語録

 

人工モデルははちゃんと売っている!

看護学校の実習で使うような人工モデルがちゃんと売ってました。

高いと思いますか?でもこの先の長い看護生活に比べたらお安い投資じゃないでしょうか。 

 

                  

チューブと粘土で作ることも可能だと思います。 

病棟のマニュアル+1冊 基本のテキストを用意しよう

 病棟独自のマニュアルがある場合はコピーしておきましょう。

病院ごとに固定の仕方など特徴がありますよね。

そしてエビデンスなどが分かる詳しい看護技術のテキスト1冊を用意します。

 

オススメテキスト

月刊ナーシングのテキストは写真が多くて分かりやすい。

 

 

 

こちらも写真が多い。やや高価だが他の技術もカバーしてあるので結果的にお得。

 

 

 

 YOUTUBEで観れる採血・ルート確保・注射の手技まとめ

 やはり動画は一連の流れを見れるのでYOUTUBEはオススメです。

採血

 

 

末梢静脈確保(ルート確保)

 

 

筋肉注射、皮内注射、皮下注射などの手技まとめ(クリックで飛びます)

www.kango-roo.com

 

さて、材料は揃いました!

 

練習の流れ

いよいよ練習の流れです。

流れとしては

教科書と病棟のマニュアルで根拠などを確認

→動画を見ながらモデルで実践(注射器などは安全に使ってください)

→刺すべし刺すべし!

 

これで何回くらい練習すればいいと思いますか?

 

答えは...

 

1000回です!!

 

ええ?!と思いましたか?

そう、先輩たちも多分そこまではやっていません...

でもあなたがやればそれだけリードできます。

 

1日10回、100日です。

たった4ヶ月。

それで驚くほどスムーズになるでしょう。自信もつきます。

手の震えはほとんど怒らなくなると思いませんか。

 大抵のことは1000回やると身につくと言われています。

 

それでも震えるときの裏技を公開!!

ここですぐに使える裏技を紹介しましょう。

まず注射を持って震える時はどんな時か?

 

それは意識が指先まで伝わっていないということなんです。なので思ったように動かせない。

 

そんな時はどうするか?

自分の意識を大きくするんです

具体的に言うと、針の先まで自分の体の一部だと思うイメージです。

注射以外にも練習してみてください。

例えばコップを持った時自分の体の一部と捉えてみる。

鉛筆の先まで自分の体の一部だと思って書いてみる。

 

ものすごく細かい作業をする達人たちは、無意識にその動きをしているんですね。

 

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意識して日常でやってみるとスムーズに自分の意識変えることができます。

私はこの技で震えを止めています。

 

まとめ

いかがですか?教科書に載っていな情報もありましたよね。

きっとあなたの役に立つ情報があったのではないでしょうか。

ぜひ実践してみてくださいね。そのうち、注射が大好きになったりして!

その時は教えてくださいね。

 

看護師辞めたい...そう感じた時にやっておきたい たった3つのこと

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高給で安定した職業の代表である看護師という仕事。働き方改革が進んでいる今でも、看護師の離職率はずっと高いままです。

 

看護師の離職率、常勤看護師は10.9%、新卒看護師は7.8%

 

実際に自分を含め周りでも「仕事辞めたい」「看護師辞めたい」と思っている人はとても多いです。新人さんや若い看護師から相談を受けることもあります。

こちらは現場の看護師さんの呟き(Twitter)です。

 

 

 

 

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「仕事辞めたい」は「仕事辞めよう」と違って「本当は続けたいけれど、やはり辞めざるを得ない」というニュアンスを含んでいると思いませんか?

辞めたい理由が1つ、あるいはいくつかあるけれど、「できるなら続けたい」と思っている方向けの記事を書いてみました。

私自身の体験も含め、「看護師辞めたい」と思った時にやっておきたい3つのことをお伝えしていきたいと思います

 

目次

 

看護師辞めたいと感じる時

看護を続けていると辞めたいと必ず思う日がくる

皆さん1度は思ったことがあるのではないでしょうか?

看護師やっているとしょっちゅう「看護師辞めたい...」と感じることがありますよね。私自身なんども思いました。

7年目になった今でも「あ...辞めたい」と思っています(笑)

でも「辞めたい」と「辞めよう」は別物で、潜在意識の中では「看護続けたいなー」なんて思っているわけです。

本当に辞めたい時って悩まず「あ、無理もう辞めよう」って心が決まる瞬間があるんですよね。経験談ですけれど。

 

私が「辞めたい...」と思った時

・優しくて頼りになる先輩が部署異動になった

・超パワハラな先輩がいる

・まとまった休みがなかなか取れない

・激忙しい←割としょっちゅう

・ただなんとなく

・疲れている

燃え尽き症候群

 

こんなところでしょうか...

皆さんはどんな時に辞めたい、と思いますか?

 

看護師辞めたいと思う理由

辞めたい理由はそれぞれあると思うのですが、やはり「環境」が一番を占めていると思います。

もちろん「違う職種をやりたくなった」「いまは子育てに専念したい」などの理由もありますが。

看護師の職場環境によって「辞めたい」と思うことが多くあると思います。

 

看護師を取り巻く環境について

環境を整える役割は誰?あなたじゃなくて、上司なんじゃない?

理想的な職場環境ってどんなものがあるでしょう

  • 人間関係の風通しが良い
  • 定時で帰れる
  • パワハラ、セクハラがない
  • 困ったら先輩に相談できる
  • 人が辞めない
  • 病気の時は休める
  • 連休が取れる
  • 給与が良い
  • 学ぶ環境が整っている

こんなところでしょうか。

仕事として、というか人として割と当たり前のことのような気がするのですが、なぜか看護師の職場って当たり前のことができていないんですよね。

これって個人努力でどうなるものでもないんですよ。

看護部長、課長、係長など役職がついた人たちが真剣に考えなくてはいけないものだと私は思っています。

管理職って偉いだけではなく職場環境を管理する役割があるんですよね。だから役職手当をもらっているんじゃないでしょうか。

 

でも、この人たちってブラックな環境を乗り越えて来た人たち「忍耐の天才」でもあるので...「私は耐えられたんだからあなたたちも耐えられるでしょ?」みたいなマインドの人もいらっしゃる気がします(私が見ている限りで)

 

実際新人からベテランまで辞めていく人は多いですよね。

 

環境を変える対策方法

これは看護に関わる管理職の方に言いたいのですが、「忍耐しなくちゃいけない環境」は辞めて、もういい加減、職場環境を改善するべきです。

職場環境改善委員会を設置しませんか?

労働組合ではなく、みんなで職場環境を改善する方法を考えなくてはいけません。

もちろんトップは看護部長です。

もちろん委員会には発言権や改善策を提示していく権限もきちんと与えるべきです。

 

「辞めたい」ときは自分の能力の限界を超える時かも?

もう一つ「辞めたい」と感じる大事な理由に燃え尽き症候群があります。

 看護師をやりたいと思う人は非常に熱意があり、頑張り屋が多いです。

なのでものすごく頑張って頑張って、最後に燃え尽きることがあります。

私自身3年目で経験しました。

 

焚き火を思い浮かべてもらうと良いと思うのですが、一度燃料や燃えるものが無くなるとしばらくくすぶるんですよね。「頑張りたいけど頑張れない...」みたいな状態が長く続くんです。

 

そんな時は「ただ仕事に今日も行った」ということだけでも自分を認めて欲しいと思います。当たり前が当たり前になっているだけで素晴らしいことだと思いませんか?

 

辞めたいときにやっておきたい3つのこと

1.職場環境の改善をお願いする

職場環境が改善されたら「もう少しやってみたい」と思えるのではないでしょうか。病棟の課長や信頼できる先輩にきちんと相談しましょう。

場合によっては看護部長に相談もありだと思います。

「辞めたい」と思っている人に対し、真摯に対応できないのなら環境の改善は見込めません。厳しい言葉ですが役職を放棄していると同じです。

あなた一人が頑張ってどうにかなる問題ではありません。

転職も辞さない方向で、私は良いと思います。

 

2. 自分のスキルアップと捉える

 自分の能力の限界を超える時というものがあります。

私はそれを「ブレイクスルー期」と呼んでいます。

ブレイクスルーとは英語: breakthrough)とは、進歩、前進、また一般にそれまで障壁となっていた事象の突破を意味する英単語。

 引用 wikipedia より

看護人生においておそらくしょっちゅうこの期は訪れます。

この期を超えることによって、成長が飛躍的に早くなる時期なのです。

「辞めたい」を超えた先に自分のスキルアップが待っていると思うとワクワクしませんか?

どうやって乗り越えるかという作戦を立てましょう。

 

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3.自分のストレスケアを十分にする

看護師は患者へのケアはできても自分のケアはど下手くそな人が多いです。

リフレッシュしてみると思考もクリアになり、今後どうするかということが色々な可能性を持って考えることができます。

 

具体的な方法まとめ

体を動かす

休日、1日中ゴロゴロしてしまう人は要注意です。

実は煮詰まった時は体を動かす方が効果的なんです。

運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。とくに効果的なのは、体の中に空気をたくさん取り入れながら行う有酸素運動

引用:

こころもメンテしよう 〜若者を支えるメンタルヘルスサイト〜より

 

厚労省のサイトを載せておきますね。優しい言葉で書かれています。

www.mhlw.go.jp

体を動かすのが苦手...みたいな人もいると思います

実は私もその1人...なのでこんなことをやっています。

  • 1人カラオケ→腹筋や声帯を使う
  • 友達とボーリングやスポッチャで遊ぶ
  •  ヨガやピラティス
  • バスや電車で日帰り旅
  • プチ旅行
  • 登山やロッククライミング
  • 温泉巡り
  • 自転車で遠出
  • 音楽を聴きながら近所の公園を歩く

 

要は自分の好きなこと、得意なことでいいんだと思います。あなたの好きなことはなんですか?

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メンタルを保つために開き直ることは重要!

私が一番変わったきっかけは「開き直る」でした。

職場の人間関係で超辛かった時「あの人はなんであんな言い方をするんだろう」「私が悪いんだろうか・・・」みたいな時がありました。

胃はキリキリ、眠れない、職場行くの辛い、涙が出る...

みたいな割と辞める寸前だった時があるんです。

限界まで悩んで涙も枯れそうだった時、たったひとつの答えにたどり着きました。

 

「え?なんで私あんな人のためにここまで悩まなきゃいけないの?」

 

と悟りの境地。

 

どこまで優しいんだ、自分。もっと怒っていいだろ、と。

なのでその時は「怒りを自分のスキルアップのために使いまくる」という荒技を繰り出し(笑)

「チキショー!!!!今に見てろよ!!!!」

とガツガツやっていたのを覚えています。

 

あと転職サイトに登録だけしておいて

「ミホさん!辞めないで!!今辞められたら困る!!!」

と言われる妄想をしてモチベーションを保っておりました。

おかげで今7年目を迎えているわけです。

 

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怒りの感情も使いどころでこんな風になるんですね。

 

こちらの本も超参考になるのでどうぞ。

 

 

 

要はストレスは悪いことばかりではなく、使い方次第で役に立つし健康にも良いですよ、ってことです。超良書なので煮詰まったときにどうぞ。

 

 あと本屋で偶然手に取ったメンタリストDaiGoさんの本。

逆境の中どのように立ち直って行くか、ということが超参考になります。こちらも超良書です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?「看護師辞めたい」と思う気持ちは私も何度も経験してきており、辛い気持ち、よくわかります。

ただ、「看護師辞めよう」になるまでちょっとだけあがいてみませんか?

 

そこを超えた先に、もっと素敵な未来が待っているかもしれませんよ。

 

看護師7年目より後輩たちへ愛の(笑)レター

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こんにちは、看護師歴7年目の中堅ナースのミホです。

学生指導や新人指導も慣れて来て、リーダーもこなし、少し余裕も出て来た今日この頃。

 

日々感じたことや、学生さん、新人から中堅になる前の看護師の皆さんに有益な情報が行き渡ることができるようにこのブログを始めることにしました。

 

というのも最近業務に慣れて来たので、今度はインプットしたものをアウトプットしていく段階になったのかな、と。

 

このブログを見て少しでも今の看護業界が変わるとイイな、と思います。

 

というのも、わたしも業界にいて長いですが、ブラックなところは本当にブラックだし、パワハラセクハラは割と当たり前だし、人手は足りないな、と感じることばかり。

 

あと、「根拠」を大事にしすぎるせいで、人が辞めないような環境づくりが進んでいないように思えます。

 

私自身、なんども辞めてやる!と思いながらも踏ん張って来た私です。

 

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今までお世話になった先輩たちや他職種の人たちに教わったこと、自ら看護の枠を飛び越えて学んだことをぎゅっとまとめてこのブログに投下します(笑)

 

お役立ち情報や本のレビューなどが中心になると思います...が時にはブラックなつぶやきになるかも?

 

だって本当にブラックなんだもん(笑)

 

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↑問題が山積みの図

 

その代わり、今まで頑張って来たことや学んだことを惜しみなく伝えていきたいです。

「根拠は?」とか「なんでそう思ったの?」「自分で調べたことをレポートして」とかは病棟で十分。

私はガンガン教えます。

 

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↑がんがん教えるイメージ図

 

迷っている時間や悩んでいる時間が勿体無いから。そんな時間があるなら寝たほうがいい看護が出来ると思っている派。

 

一人でも多くの人に読んでもらえるように頑張りますのでよろしくお願いします。

 

一応プロフィールなのですが

 

名前:ミホ

業務:関東の外科病棟の7年目

職務内容:病棟のチームリーダー、看護学生・新人指導経験、夜勤月2回あり

転職回数:1回

趣味:海外旅行、ショッピング、エステやマッサージ

悩み:そろそろ結婚したいけど彼氏と最近別れた。そのストレスで5キロ太った。

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こんな感じです。

新人さんから看護師5年目くらいの人が読めるようなブログにしていきたいな、と思っています。

ベテラン看護師さんからは「何言ってんだ」、みたいに思われるかも(泣)

お若い看護師さんの中で少しでも皆さんのお役に立てますように...

 

あとはいいな、と思った記事などはTwitterやFBなどでシェアしてくれたら嬉しいです。

マジで情報は出し惜しみしたり、隠したりせずどんどん伝えて拡散すべき!!!

 

それではミホでした。